GOKISOハブ
for PIST / TRACK

特徴
「GOKISOピストハブ」はGOKISOハブの持つ多くのメリットを、トラック競技の場においても発揮できるように開発されました。
競技中にかかる加重・遠心力に対してもシャフトの強度を大幅に向上しており、シャフトがたわむ事が無くベアリングの持つの本来の性能を発揮することができます。
高出力が要求される場面であっても強靭なフランジ(A7075-T73)のGOKISOハブは、力をロスする事無く反応することが可能です。
回転はもちろん、整備された競技場内では、より滑らかな転がりを体感していただくことが出来る、競技者のためのハブです。
航空機用ジェットエンジンから着想を得た、GOKISO独自の衝撃吸収構造
GOKISOハブは軸受のまわりに弾性体サスペンション構造を設けることで、路面からの衝撃荷重を吸収する構造を有しています。
ピストハブにもこの構造は採用されており、平たんなトラックを走る場合においてもその効果は現れます。
弾性体構造は、ベアリングを構造的にボディシェルから0.5mm浮かせる構造を取っているので、ベアリングは直接ボディに接触していません。
その利点は、乗車荷重や強い衝撃を受けた時、また強い脚力による高トルクなど、強い外部応力を受けた時に、ボディシェルはその応力に従い僅かに変形します。
ベアリングがボディに直接接していれば、ボディの変形に倣ってベアリングも変形、回転抵抗となりますが、しかしGOKISOハブはベアリングがボディから0.5mm浮いているので、ボディシェルの歪みはベアリングへは伝わらず、回転抵抗が発生することはありません。
つまり、路面はフラット、高トルクの掛かるトラック競技であっても、GOKISOの真価は発揮されます。


衝撃吸収弾性体サスペンション
ヨーロッパのロードレースなどで見られる「石畳」の走行シーン。そんな凹凸の激しい路面を走行する、または強い脚力による高トルクなど、強い外部応力を受けた時に従来のハブ構造ではハブボディが歪み、ベアリングに過剰な負荷が掛かることで回転軸が複雑にたわみ、軸受にねじれが生じます。
このとき軸受内部では、歪みによる回転抵抗が発生、ブレーキがかかった状態となり、ペダルを踏む余分な力が必要となります。
GOKISOハブは軸受のまわりに弾性体サスペンション構造を設け、さらにハブボディと軸受けを0.5mmのすき間を開けて構造的に浮かせることで衝撃荷重を吸収、0.5mmのすき間によりハブボディの歪みも直接軸受には届かず、軸受の回転に影響を与えない仕組みになっています。
ホイール取付時の負荷や歪みの影響を受けない球面形状ナット・ワッシャー
ホイールをクイックレバーでフレームに 組み付ける際の圧力により、 ハブシャフトに歪みが生じます。 こうした問題を解決するため、 球面ナット・ワッシャーを開発。 フレームの歪みとは無関係にハブシャフトを 真直に保つことができ、軸受にストレスを 与えないことで摩耗や損傷を低減、 回転をよりスムーズにしています。
日本製、P5級(DIN)精密ベアリング
自転車用ハブは通常、耐荷重性を確保するために鋼球径を大きくしなければならず、その分、摩擦も発熱も大きくなり軸受の回転性能が大きく低下します。 ところがGOKISOハブで採用された軸受は鋼球径が直径2mmの精密機械用の 高品質素材によるものです。鋼球を月と想定すると表面の凹凸高低差は 70m以下という真球度が、回転精度を飛躍的に高めます。
仕様
GOKISOハブ for PIST/ TRACK
  フロントハブ リアハブ
O.L.D. 100mm 120mm
スポークH 20H ~ 36H 24H ~ 36H
フランジ-ハブ中心間距離 * 25.7mm / 25.7mm 27.7mm / 27.7mm
P.C.D. * φ62mm / φ62mm φ62mm / φ62mm
* mm / mm = left / right
推奨スポーク SAPIM CX-RAY
ベアリング 非接触型シール付深溝玉軸受(DIN P5:ボールベアリング)
ベアリング個数 4 個 4 個
Ratchet - Fixed
重量 330g 380g
材質 A7075T73